Mac OS X にPHP開発環境を作る! 〜サーバー環境の構築〜
さて、次に必要なのがサーバー環境なのですがMac OSXには初めからApacheもPHPもインストールされています。 前にOS Xデフォルトの環境を使ってサーバー構築しようと思ったのですが、調べていくうちに何やら難しそうだったので断念。(「初めてのMac OSXでサーバー環境構築?」みたいな分かりやすい書籍ORサイトがあったら誰か教えてください。)そこで、今回はMAMPというApache, PHP, MySQLがパッケージ化されたソフトウェアで構築する事にします。他にもXAMPPのMac版があったのですが、 GUIから簡単に起動ができるMAMPにします。MAMPのインストールには、まずWebサイトにアクセスします。今回はMAMPの無償版を使用するので、画面の右下のDownload nowをクリックします。
ダウンロード画面で下の方にあるダウンロードのリンクをクリックします。僕はIntel Mac なので、 MAMP 1.7 (intel)のリンクをクリックします。っと思っていたのですが、どうもページ下部からダウンロードできるMAMPはコンパイルしたりするための物だったようで、これを使うとデフォルトではpearが上手く動作しません。なので、中段にあるMAMPリンクをクリックしてダウンロードします。
解凍してできたファイルにはMAMPとMAMP Proが入っているので、今回使用するMAMPフォルダを丸ごとアプリケーションフォルダにコピーします。後は、先ほどの MAMPフォルダ > MAMP をクリックしてMAMPを起動します。
MAMPの起動画面が表示されればOKです。たったこれだけでApache, PHP, MySQLが構築できました。簡単って素敵。ただ初期の状態だとWebサーバーが参照するフォルダ(ドキュメントルート)が アプリケーション > MAMP > htdocs となっています。何となくアプリケーションフォルダの下にドキュメントルートと言うのが気に入らなかったので変更してます。変更場所はEclipseのワークスペースにても設定した(各ユーザー) > サイト をドキュメントルートにしたいと思います。MAMPの記号画面から環境設定をクリックします。
次にApacheを選択すると下記の様な画面が表示されるので、ドキュメントルートを(各ユーザー) > サイト に変更します。
最後にWebサーバーが正常に稼働しているのかを確認します。まずはテキストエディタで下記のPHPコードを記入してindex.phpとして保存します。保存したindex.phpファイルをドキュメントルートの直下に移動しておきます。
<?php print(“Hello world”) ?>
あとはブラウザからhttps://localhost:8888/index.phpにアクセスすると「Hello world」と表示されます。これで正常に起動している事が確認できました。
補足ですが、MAMPの場合にはドキュメントルートにアクセスする場合にはURIをhttps://localhost:8888/とします。8888はポート番号なので、MAMPの環境設定からApacheのポートを80に変更すれば、https://localhost/でアクセスできます。ただしポート番号を80に変更した場合にはOSXデフォルトのWebサーバー(Apache)と競合する場合があるようなので、この場合にはシステム環境設定 > 共有を開いて、Web共有のチェックは外しておいてください。さて次は、デバッグできる環境を整えようかな。それは次回に。