06.さくらインターネットVPSを使ってみる。~PHPの環境を作って、不要なデーモンを停止する~
注意事項
サーバー管理については全くの素人が調べながら書いているので、セキュリティ的に脆弱な設定方法などが多々あると思われます。詳しい方は優しくご指摘いただけると幸いです。
さて、今度はPHPが動く環境を作ろうと思います。サーバーにsshで接続している前提で話を進めます。
今回も「yum」で簡単にインストールしてしまいましょう。「yum -y install install php php-mbstring」でインストールします。phpが本体で、php-mbstringがPHPで日本語文字を使うのに使用します。
yum -y install install php php-mbstring
インストールが完了したらWebサーバーを再起動します。
/etc/rc.d/init.d/httpd reload
Reloading httpd: [ OK ]
本当にPHPが動いているかテスト用のファイルを置いて確認してみましょう。「emacs /var/www/html/index.php」でWebルートの配下に「index.php」を作ります。
emacs /var/www/html/index.php
内容は下記のように適当に作成します。ブラウザでIPアドレスを入力してアクセスすると作成したPHPの内容が表示されると思います。
<! DOCTYPE html>
<html>
<body>
<? php echo "Hello world."; ?>
</body>
</html>
次に不要なデーモンを停止しましょう。貴重なメモリは効率よく使いたいので。現在のメモリの使用状況は「free」で確認します。
free
現在のデーモンの稼働状況は「service –status-all」で確認します。
service –status-all
色々なデーモンが動いていますね。さくらインターネットの中の人(社長)がこのデーモンはどういう意味で不要な物はこの辺りじゃない?っというのをブログに書いてくれているのでそれを参考にします。
さくらインターネットVPSでは、不要ではないか?という物は初期状態でほとんど無効になっています。
一つだけ「acpid」というデーモンが動いているのでこれを停止してみましょう。
「chkconfig acpid off」で起動時に「acpid」が動作しないようにします。あとは、「shutdown -r now」でサーバーを再起動します。一度sshが切断されるのでしばらくしてsshで接続してみてください。
chkconfig acpid off
shutdown -r now
起動してsshで接続したらサーバー側でデーモンの稼働状況を確認します。今度は、「acpid is stopped」となって停止している事が確認できます。
service –status-all
acpid is stopped
もう一度メモリーの使用状況を確認してみましょう。減っていますね。
free
今回は以上です。では、また。