会社を休業する方法
前回のエントリー(DIGITALJETに入社しました)に書いたとおり、2月からはDIGITALJETのメンバーとして仕事をしていますが、株式会社aguuuについては2月末を持って第2期を終えます。
そして、来期(3月以降)は休業とするため各種手続きをしてきたので書いてみたいと思います。
まず、会社(以下 法人)を止める方法として「廃業」と「休業」という2つの選択肢があります。
双方にメリット・デメリットがあって、調べた範囲だと下記の様な感じです。
廃業
法人登記を抹消するので完全にこの世から法人が無くなる
精算手続きや精算登記等の手続きが必要で費用がかかる(5万円位)
休業
法人登記は残したままなので再開することもできる
休業の各種手続きが必要になるが費用はかからない
法人が存在するため、決算等の手続きが毎年必要(但し、休業として申請するので簡単?)
役員満期の場合には登記等が必要
法人住民税の均等割が毎年7万円かかる(※但し免除あり)
長い目で見ると「廃業」の方が手間は少ない気がしますが、目先の費用がかからないこと、周囲で休業という手段を選んだ人を聞いたことが無いので、どんな感じなんだろう?っということで「休業」を選んでみました。
まあ、「休業」が手間だと感じればその時に「廃業」手続きをすれば良いし、取り敢えず休業で。
休業の手続き
各機関に提出する必要がある書類は下記の通りです。
税務署
- 異動届出書(https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/hojin/annai/1554_5.htm)
- 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書(https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/annai/1648_11.htm)
「給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書」は年金事務所で必要なので必ず検収印が押された控えをもらって下さい。
年金事務所
- 健康保険・厚生年金保険 適用事業所全喪届(https://www.nenkin.go.jp/n/www/sinsei/index2.jsp)
- 健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届(https://www.nenkin.go.jp/n/www/sinsei/index2.jsp)
- 税務署で提出した給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書の控え
- 健康保険証(発行されている全て)
他の機関には休業前に事前に各種書類を提出ができますが年金事務所だけは休業後の提出になります。
市区町村
都道府県
- 法人の異動・変更届(岡山県版 https://www.pref.okayama.jp/page/detail-5242.html)
各都道府県、市区町村によっては様式が異なったり他の書類を提出する必要がある様です。
そして、気になる法人住民税については、基本的には均等割が発生するが、実際問題として完全に休業している会社であり、その期に金銭の出入りなどの実態がなければ全額免除されるそうです。但し、必ずとは言えないとのことでした。
まとめ
2011年に法人を設立して(株式会社 aguuu を設立するまで)2013年3月でちょうど2年が経ちます。印象としてはあっという間の2年だったなと。交友関係が決して広い訳ではない自分でも、殆どの仕事は友人・知人の紹介だったなっと。
株式会社aguuuとしては創業当初の目的を達成する事はできませんでしたが、諦めたわけではなく、DIGITALJETで実現していこうと思っているので、引き続きよろしくお願いします。